スイーツな関係
ベッドに視線を動かす。
パリッとしたシーツは清潔感があって、彼らしい気がする。


「もちろん他人に麗香の声を聞かせるのは嫌だよ。でも、どうしても抱かれたいと言うのなら協力するよ」


私は大きく首を横に振った。


「遥人、ドライブはどう?」

「今日は3時間近く運転しているんだ。ドライブは嫌だな」

「そうだったね……」


アパートと我が家の往復で遥人は疲れているはず。


そう考えていると、遥人はベッドにゴロンと横になった。


仰向けになり、伸びをしている。
やはり疲れているのだろう。


< 78 / 512 >

この作品をシェア

pagetop