スイーツな関係
空いている手で、彼女の顔にかかった髪をそっと払いのける。
触れても彼女はぐっすり眠り、目覚める様子がない。
そんな寝顔にフッと俺の顔が緩む。


どのくらい寝ていたんだ?


腕を持ち上げ、腕時計を見ると15時を回っていた。


昼食もとらずに寝かせていたなんて、デート相手として失格だな。


連日、多忙を極め身体が睡眠を必要としていたようだ。


俺は彼女を少し見直した。


文句も言わずに昼寝に付き合い、そのまま眠ってしまった彼女。
子供のように眠る彼女が可愛く思える。

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