スイーツな関係
俺が好きだと言う彼女。


たいして話もしていないのに、どうしてわかるんだ?


ビルのオーナーの娘だから、邪険にも出来ない。


付き合うと言ったのは、彼女に諦めてもらう作戦だった。


甘やかされたお嬢様だ。


彼女のオレへの気持ちが単なる軽いものではなく、本気ならばなおさら付き合えない。


俺には好きな女がいる。


一方的に好きなだけで、彼女は……人妻だ。


彼女への想いを吹っ切るまで、恋人は作るまいと決めていた。


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