泣きたくなるような声




不運は続いた。





呼び出しがかかっていたので、学生支援センターへ向かう。


だが「担当者いないので、また後で来てもらえますか?」と。


その後何度行っても担当者が不在。

諦めて午後の授業の最後に出ると、前の講義室でファイルを忘れたことに気がついて、友人にルーズリーフを貰うはめになる。
このときほど、友人と講義がかぶっててよかった、と思ったことはない。







そこまで思い返して、暗くなりはじめた外を見る。




ああ、今日も一日ようやく終わったのだ。




家に帰ってからも、今日は簡単なものでいいやとラーメンを作っていたら、見事にお湯をぶちまけたのである。





幸い、やけどをしなかったからかった。






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