旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
・紙切れ1枚
「恵央斗が居ないって、どういう事?」
「わからない。喧嘩したし、私に愛想尽かして、出て行ったのかもね…」
「あの、馬鹿…」
翌日、めでたくもないお正月を迎えた。
喪中で、私は質素に過ごすつもりだったけど、TAKUMAが来た為、お節は用意して居た。
TAKUMAは呆れた様子で、彼女の紀伊ーキイーさんに声を掛けてソファーに座る。
気を使わせて、申し訳ない。