旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
幹事である純平の音頭で乾杯し、とりあえず1杯。

中ジョッキはあっという間に空となり、恵央斗の分と再度、注文。

すると渚がワイングラスを片手に近付いて来た。



「クラス会も顔出さないから心配してたのに、生きてて良かったよ」



「だって面倒だし」



畳の上に直接座る渚に身体ごと振り返り、話す体勢を取る。

恵央斗は「ここどうぞ」と、1人ぼっちの衛の元に行ってしまった。
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