旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
「ないとは思うけど、写メとか残ってないの?」



思うなら、訊く必要はないのでは?

しかし状況が面白く、私はテーブルに置き忘れられた恵央斗の携帯で、純平を撮影した。



「何してんの?」



「写メ、見たいんでしょ?」



「……何っ!?」



携帯を奪い、画面と張本人を交互に見て、口をポカーンと開けてる渚。

純平は冷や汗を流しながら、私たちから目を逸らしてる。
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