旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
「恵央斗さん…“初耳”ではないですよね?;;」



落ち着きを取り戻して来た渚が恵央斗に問う。

恵央斗は「そりゃあ」と、返事をしながら、戻って来た。



「私が抹殺されそうだよ…;;」



衛の隣に戻った渚は、半泣きで純平に頭を下げる。



「大丈夫。時効は過ぎただろうし。ただ、“抹殺”は困るな;;」



首を振った純平は、おしぼりで汗を拭う。

よっぽどビビってたんだね。

…お気の毒に。
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