旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
私たちはタクシーが掴まりやすい今のうちに帰る事にして、お店の外へ。



「楽しかったね。私、紀伊さんもTAKUMAも好き」



「あの2人は、俺らに合ってるもんな」



寒い夜空のした、腕を組み、寄り添いながら家路を歩く。

タクシーを掴まえるつもりが、車が1台も通ってないんだ。

それもそうなのかも知れない。

まだ新年2日目だし。

そうそう出歩かず、みんな家で家族団欒だ。
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