旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
身ごもる身である私を気遣うように、腕の力は優しい恵央斗。



「ここ…、」



ねだる私の唇を塞ぐ恵央斗に、私は自分から距離を縮める。

温かく、広い背中に腕を回し、軽いキスを何度も何度もしてると、羞恥がなくなり、目が合えば微笑み合える。



「なぁ、本当に敏感か試してみるか?」



「――もう、触ってる…ッ」



胸を揉む手に、今までにないほど感じて居た。
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