旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
不安に苛まれてながらついて行くと、看護師さんの控え室にあるベットに寝かされて、「安静に」と言われた。



「赤ちゃんは…?」



「大丈夫よ。妊娠初期症状にある事だから。けど、無茶のし過ぎは禁物」



「すみません…」



部屋の電気が消されて、間接照明が点けられた。

横になり、ゆっくりとしてると、痛みが和らいで行き、眠気に変わる。

だけど、秋月さんが助かるまでは寝たくないと、重い目蓋を上げ続ける。
< 362 / 386 >

この作品をシェア

pagetop