旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
「恵央斗がタラシだって、知ってました。けど、パパから言われたら、断れなくて。でも、話してて楽しいと思うようになって、抱き着いた時、ここ良いな……って。きっと、初めて会った頃から、好きだったから」



「アリス…」



沢井さんに頭を下げ、後ろを振り返る事なく帰って来た。

着替えてジャージを畳み、燃えるゴミに入れると、スッキリした。

ようやく過去と自分の気持ちに、決着がついたんだ。




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