王子様とスイートな恋をはじめましょう
「・・っ!!じいや、私ドレスのファスナーに手が届かなくて・・・。手伝ってちょう・・だ、い?」

急いでドアまで駆けつけると、そこにいたのはじいやではなく昨日みた写真の男・・・。
そう、紛れもなく私の許婚。

「お前は1人でろくにドレスも着れないのか?」

「んなっ!!」

初対面なのに失礼なやつ!!

「別にバカにしてるわけじゃなくて、着れないのかって聞いてるだけだ。」

「・・・着れません。」

なんで私が下にいなきゃいけないのよ。

「・・わかった。なにもしないからこっちに来い。手伝ってやる。」

ふ~ん。
結構優しいとこあるんだ。

「お前・・・。チビのわりには意外にデカいよな。」

「はい!?」

前言撤回!!
優しくなんかなーい!!

「ほい、出来た。じゃ、先に行って待ってるぜ。」

って、言って私のほっぺにキスをする。

「なっ!!」

「ふっ。次は容赦なくいただきます。覚悟しとけよ?」

なんなのよーー!!

< 3 / 25 >

この作品をシェア

pagetop