王子様とスイートな恋をはじめましょう
★私はメイドじゃありません!!★
あれから1週間がたとうとしている。
私の穏やかな生活は彼が来たことによって荒波のように一変した。
「なあ、アリサ。疲れたから肩揉め。」
「はぁ?」
なんで命令してんのよ!!
「なんだその目は?」
「・・・。」
あの日から毎日!!
来ては命令、来ては命令の繰り返し。
ほんと私はあなたのメイドじゃありません!!
「俺の言うこと・・聞けるよな?」
なっ、なによ。
そんな目で見たって気は変わらないんだから!!
・・・って言ったけど、やっぱりイヤとはいえない。
「はぁ・・・。なんかある意味私の弱みにぎられてるなぁ・・・。」
「なんか言ったか?」
「いいえ。何でもありません。」
棒読みでそう言うと、アベルはそれがツボにはまったのか大爆笑しはじめた。
「アリサ。ぷっ!」
「ちょっ!人の顔みて笑うってひどいよ!!」
「そんなこといわれてもっ!!ははははは。」
にしても、笑いすぎだよ!!