闇
第48章
48
それから二月の中頃まで、淡々と藤井の運転手役を務めていた。
ずっと張り付きっぱなしである。
ほぼ一日中。
俺も合間の時間はずっとスマホを弄っていた。
別に変化というものはない。
単に岩原から議員秘書として待遇する連絡が来たというだけで。
ずっと考え続けていた。
今、自分は与党の議員に付けばいいのか、それとも野党の人間たちと手を組むべきか……?
ただ、強いて難点を言うとすれば、岩原が俺に対し、秘書という立場で厚遇してきたとしても、岩原の世間での評価は変わらないということである。
やはりあの壊し屋は腹黒いという。
俺も思っていた。
それから二月の中頃まで、淡々と藤井の運転手役を務めていた。
ずっと張り付きっぱなしである。
ほぼ一日中。
俺も合間の時間はずっとスマホを弄っていた。
別に変化というものはない。
単に岩原から議員秘書として待遇する連絡が来たというだけで。
ずっと考え続けていた。
今、自分は与党の議員に付けばいいのか、それとも野党の人間たちと手を組むべきか……?
ただ、強いて難点を言うとすれば、岩原が俺に対し、秘書という立場で厚遇してきたとしても、岩原の世間での評価は変わらないということである。
やはりあの壊し屋は腹黒いという。
俺も思っていた。