おそらく三年前、新民党の掲げたものを修正して出すに過ぎないだろうと思われる。


 永田町に辿り着くと、岩原が車を出て、歩き出す。


 また報道関係の記者に取り囲まれる。


 何も言わずに進んでいき、事務所へと行くため、すぐにエレベーターに乗り込んだ。


 そして七階にある事務所へと向かう。


 この男はずっと仕事漬けのようである。


 もちろん、やっていることは客寄せに過ぎないのだったが……。


 それに賛同する人間は自分のグループの一部と、社自党藤井派の人間だけだったのだし……。
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