そばにいたい。





ひとりで屋上まできて、煙草を取り出す。



「あー、くそっ」ガンッ


怒りにまかせてフェンスをける。



なんで…なんで気付いてやれなかった??

俺は、俺は…
浮かれていたのか??

花見ができると、
玲菜の喜ぶことがしてやれると。

喜んでいたのはおれだけで、
だだの、おれの自己満足だったのか??


んでだよ。

んで、おれはこんなきもちになってんだよ。


まだあって少ししかたってないのに…


俺は、玲菜のことが好きなのか??


だけど、あいつは…
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