そばにいたい。




屋上からでて、玲菜と悠莉の病室にむかう。


ガラガラ


「あ、龍…やっとかえってきた」

悠莉にそういわれて、時間を確認すると、もう、あれから1時間ちかくたっていた。



「…わるかった」

朔がこっちを見ずにつぶやいた


「…俺、も…わるかったな」

なんかへんに照れて、そっぽをむいた。


それをみた悠莉がクスクスわらう。


「素直じゃないなー、ふたりとも」


「うるせー」「うるせーよ」

俺と朔がふてくされていう。
< 112 / 232 >

この作品をシェア

pagetop