そばにいたい。




陸はニコニコしながらこっちをみてくる。


「んだよ、きしょくわりぃ」


「んなっ!!」

そんな俺らのやりとりをみながらケラケラ笑う篤志。


…これで、今回はもう、大丈夫か。


あとは、玲菜と悠莉が元気になることだな。


「玲菜…気付いてやれなくてわるかったな」

俺が玲菜に近づいてそういうと、


「龍、玲菜ちゃんは楽しみにしてたぞ。花見」

「そう、か」


なら、また来年、だな。

また、行こうな。
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