そばにいたい。
「ん…」
「玲菜?」
「、りゅー…」
うるさかったのか、玲菜が目を開ける
「起きるか?」
「… うん」
「玲菜ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん、だいじょーぶ…めーわくかけてごめんね」
玲菜の背中に手を入れて体を起こしてやる
「ん…」
「どうした?」
「ちょっと…」
目を閉じて深呼吸をする玲菜。
どうしたんだよ
無理に起こしたからか?
「りゅ…」
「ん?」
「ちょっと、よっかかっても、いー…?」
「あぁ」
ベッドに腰掛け、玲菜の楽なようにしてやる
「んー、貧血?」
朔の問いかけに玲菜はそうかもしれないと返した
「大丈夫?先生呼ぶ?」
「だいじょーぶ、よばないで…」
ゆっくりと話す玲菜は辛そうで、少しても楽になって欲しくて頭をなでた