そばにいたい。
「起きたのか。ご飯ちょっと待てな」
「うん…ねー、にーちゃん、かーちゃんは?」
「父さんと出かけたよ。すぐ帰ってくるって」
「ふーん」
なれていても、やっぱり寂しい。
早く帰ってこないかな。
こないだの算数のテストで100点とったのほめてもらうんだ!
かーちやんたちが帰ってきてからのことに思いを巡らせていると、にーちゃんが俺の前にご飯を並べてくれた。
「いただきまーす!!」
「…いただきます」
お腹が減っていたのもあり、すぐに勢い良く食べ始める。
やっぱりかーちゃんは料理が上手だな。