そばにいたい。


「起きたのか。ご飯ちょっと待てな」


「うん…ねー、にーちゃん、かーちゃんは?」


「父さんと出かけたよ。すぐ帰ってくるって」


「ふーん」


なれていても、やっぱり寂しい。


早く帰ってこないかな。


こないだの算数のテストで100点とったのほめてもらうんだ!



かーちやんたちが帰ってきてからのことに思いを巡らせていると、にーちゃんが俺の前にご飯を並べてくれた。



「いただきまーす!!」

「…いただきます」


お腹が減っていたのもあり、すぐに勢い良く食べ始める。



やっぱりかーちゃんは料理が上手だな。
< 146 / 232 >

この作品をシェア

pagetop