そばにいたい。



悠真が角を曲がったとき、玲菜は少し自分の息があがっているのに気がついた。


まずい、と思った。

このまま走れば喘息が出てしまう、

悠真に迷惑をかけてしまう、

そう思うと、前のめりだった体はもとに戻った。


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