そばにいたい。




「玲菜!!!」


大きな声が今までのオモイデをさえぎった。


「ハァ、ハァ、…ごめ、な…」


―――ギュ


「大丈夫だ、もう玲菜は独りじゃないし、誰も玲菜のことを殴らない。それに、約束しただろう?」


、約束…

――――『俺たちは君の家族になりたいんだ。もう君は独りじゃない。もう誰も君を殴らない。約束しよう、"一緒に幸せになる"って』
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