そばにいたい。
…未来学園??
未来学園と何か関係があるの??
「玲菜??」
「…え??」
私が考え込んでいたからか、心配そうな顔でのぞく2つの顔。
「どした??調子悪いか??」
「ううん、大丈夫」
「そっか、無理すんなよ??」
「うん」
つくづく私は幸せ者だと思う
こんなに心配してくれる兄弟がいて…
「で、龍星なんだけど…俺が入ってる族だよ」
「へー…」
拓真、暴走族に入ってるんだ
「俺も入ってたよ」
「ゆうにぃも??」
「親父もじゃねーか??」
「パパも??」
…想像つかないや
あんな優しいパパが暴走族だなんて
「でな、その総長が超かっこいいんだよ!!」
拓真が目をキラキラさせて話す
「龍か??」
「あぁ、朔さんも、陸さんも、篤志さんも、瑠依さんも…」
夢見心地で話す拓真にあきれながらも、あってみたいと思った