そばにいたい。




「玲菜、時間いいのか??」

「え??あッ!!やっばいッ」

ゆうにぃに言われて時計を見るともう8時だった


「行ってきます!!」

「おいッ!!走んなよ!!」

「はーいッ、行ってきますッ」

「行ってらっしゃい」


ママに見送られながら家を出る



学校につかないといけないのは最低でも8時30分。

ココから学校までの時間は…40分

遅刻だ…


少しくらいなら走っても大丈夫だよね…??

この頃発作出てないし…


そう思い、走り出した



無事に着いた…今は8時25分。

セーフ!!


「玲菜ー」

「あ、悠莉ー」


********************

佐々木悠莉(ササキ ユウリ)

高校1年生

玲菜の親友。

********************


「珍しいじゃん、こんなギリギリなんてさ」

「うん、ちょっとね…出るのが遅くなっちゃって、ッケホ」

やばいかも…今更苦しくなってきた…


「玲菜、あんたもしかして…走った??」

「ゴホッゴホッ、ゼェゼェ、ヒュー…ケホッコホッ」

しゃべれなくてうなずく


「薬は??」

ポケットに手を入れて薬を探す…

…え…??
な、い…

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