そばにいたい。





「大丈夫だよ、悠莉ちゃん。俺がいるだろ??」

耳元で聞こえた声に、すごく安心した。


「…ん」

私の小さな返事をきいた先生は驚いていたけど、すぐに診察の準備をはじめた。


「よし、はい、前あけてねー」

そういわれて、あげようとしない私をチラリと見た朔は、素早く私のシャツを開けた。

「さ、く…」

「ほら、さっさと終わらせねーと…俺が…ゃ…んだょ」

「え??」

何か言ってるのは分かったけど、よく聞こえなかった。


「んでもねぇよ」

聞き返してみるけど、やっぱりこたえてくれなかった。


「はい、深呼吸してー」

先生にいわれた通りにしていく…


「よし、いいよ」

そういわれて服をなおす。


「んー、結果なんだけど…」
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