そばにいたい。





「…入院、ですか??」

「うん、そうしてくれるとありがたいかな…」

「…たか…」

「ん??どうした??」

「いえ、分かりました」

「よし、じゃぁ…玲菜ちゃんと同じ部屋でいいかな??」

「はい」


結局、入院。

入学早々、入院なんて、これから3年間やっていけるのかな…


「悠莉ちゃん??」

「…」

よく考えたら、朔等とも今日あったばっかりなんだ。

なんか、ずっと一緒にいた気分。

やっぱり、病弱なんて面倒くさいかな??

さっき、啖呵きったけど、あれは玲菜のためじゃない。

私がもう傷つきたくないから。

こんな身体のせいで友達が離れていくなんてもういやなんだ。


「悠莉ちゃん!!」

「…はい!!」

相当考え込んでいたのか、いつのまにか朔と先生が心配そうに私を覗きこんでいた。


「あ…ごめんなさい」
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