そばにいたい。




「ケホケホッ、ゴホッゼェゼェ、ッコホ、ケホッ」

探しててもどんどん苦しくなっていく


「玲菜…??薬ないの??」

うなずきながら、ポケットから手を抜き自力で抑えようとした

悠莉は背中をさすってくれている


「ゴメンね…私も今日持ってきてなくて…」

悠莉も喘息でいつもは持ってるんだけど今日はないらしい


「ケホッ、ゴホッゴホッ、ッ…コホ、コホ」


キーンコーンカーンコーン…

なっちゃった…

悠莉まで遅刻にして…

最悪だ私…



「ゴホッゴホッ、ケホッ、ゼェゼェ、ッ」



ホントにやばい…

そんな時


「…お前ら何してんだ??」

「おい龍、何してんだよ…ってどうしたの」

「ぁ…りゅう、せんぱい」

「あんた、喘息??」

「ケホッ、コホ、ッは、いコホコホッゴホッ」

「おい、拓真は」

「えっと…あ、拓真!!」

「はいッ…え、玲菜??」

「ゴホッゴホッ、ケホ…ッコホコホ」

「ぁ…はいッ、吸えよ」

「ゴホゴホ…すぅ、ケホッゼェゼェ…」

吸いたいのに…すえない…

苦しぃ…助けてッ

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