そばにいたい。





それから30分くらいたって玲菜ちゃんはようやく落ち着いた。

そしてそのまま龍の腕のなかで、寝てしまった。


「玲菜…」

愛しそうに名前をよんで
玲菜ちゃんの頭を撫でる


「ん…」

龍が撫でたから玲菜ちゃんが起きたのかと思ったが違ったらしい。


「さ、く…」

ドキッ


名前を呼ばれただけで跳び跳ねる俺の心臓。


どーなってんだよ、おい。


「起きたか??」


起きたのは悠莉だった。

とりあえず俺は悠莉に声をかけた。


「ん...」

「大丈夫なのか??」

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