そばにいたい。





「はぁ、はぁ…やっば、ぃ…」

何もしなくても息がどんどん上がってきていく。


「玲菜、大丈夫か??」

「だ、ぃじょーぶ…はぁ、コホッ」

咳までもではじめて、苦しい。

寝っ転がっているから、余計苦しくて、起き上がろうとしたけど、なかなか起き上がれなかった。


「ゴホッ、い、きが…」

横になっているせいなのか、呼吸ができなくなっていく


「玲菜ちゃん!!」

朔の焦った声が聞こえてくるけど、だんだんと意識が薄れていった。
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