そばにいたい。



「あいつが煙草すったせいで、悠莉ちゃんが発作おこしたんだ。たぶん、気にしてるんじゃないかな」

「え、でも、どうして…」

確かに篤志が煙草をすったから出たのかもしれない。
だけど、どうして気にしていなくなるの??


「…あいつ、昔からむしゃくしゃすると喧嘩で発散しようとするんだ」

「え…!!」

喧嘩…

「…篤志も苦しんでるんだ」

「.え??」


わたしが呟くと、朔が驚いたようにこっちを見ていた。


「どうしたの??」

「…いや、玲菜ちゃんって、変わってるなーって」

私がきいても笑ってごまかすだけで、何も答えてくれなかった。
< 93 / 232 >

この作品をシェア

pagetop