そばにいたい。





突然ふきだした朔を横目で見ながら龍に聞く。


「あぁ、いやか??」

「ううん、いきたい!!」

「そうか」


うれしかった。
もちろん、誘ってくれたこともだけど、私をみんなと同じように扱ってくれることが。

私を同情するんじゃなく、ただ、心配してくれていて、ただ、喜ばせようとしてくれたことが。


「ありがとう」

私がつぶやくくらいの声でいうと、みんなこっちを見てわらってくれた。
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