Always不機嫌ダーリン
ラブッてした。
「おはよー里美♪昨日はどうだった?」
朝一番。机に突っ伏していたあたしにぴょんちゃんの一声。
ゆっくりと伏せていた顔を上げる。
「あぁ、おはようぴょんちゃん」
「んん?そのクマはどうした!?」
「あー、これ?昨日色々考えてたら寝れなくてさー」
今もちょっと気を抜くと寝そうなんだよ……。
「起きろ里美!考えてたって何を?」
「んー…どうしたら、翔ちゃんを笑わせられるか」
「…え。ということは、昨日上手くいかなかったの?」
「…そうだねぇ~…」
見事にねー…。
虚ろ虚ろ、目は閉じたり開いたりを繰り返す。
ぴょんちゃんは眉を下げて、悲しそうな顔をした。
「そっかぁーダメだったかぁ。並岡くんは特殊ね」
「ん…特殊特殊ぅ~」
何考えてるか全く想像出来ないしね。
昨日のあの不可解な行動も気になるよー。