Always不機嫌ダーリン
「それで、どんな作戦を考えたの?」
「んあ?あーえっとねー…全部で2つ~」
「なになに!?」
「それは内緒~」
「えぇーっ!?つまんない!」
そろそろ実行するから見ておいておくれよ。
口を尖らせてぶつぶつ言ってるぴょんちゃんを置いて、おもむろに立ち上がると下駄箱に向かった。
そろそろ翔ちゃんが登校して来る時間。下駄箱で待ってよう。
下駄箱に着いてしばらくすると、翔ちゃんがやって来た。
よーしっ。作戦その①。
名付けて『こちょこちょ攻撃』!
「…うおっ!?」
「おろおらーくすぐったいだろ~」
翔ちゃんの背後からこちょこちょ攻撃。くすぐったくて笑うでしょ!?
こちょこちょ~とお腹をくすぐっていたら、バシッと掴まれ止められた手。
なんとなーく嫌な予感がして、そーっと視線を上へとずらすと。