遅すぎた,I Love You【短編】
~君があまりに友達すぎて~
愛と恋は似て非なるモノだと私は想う。
恋はとても自分よがりで、
愛は気づけばそこにあるもの
だから人は、身近にある温かな愛になかなか気づけない。
穏やかな愛よりも
攻撃的な恋に魅力を感じるのは、
きっと人間の愚かな性というものなんだろう。
私には……かつて最高の男友達がいた。
彼と出会ったのは中学一年生の頃。
彼とは偶然にも隣同士の席になり、誕生日も血液型も家族構成も全く同じで、とても会話が盛り上がって。
アッという間に仲良しになってしまった。
中学、高校の頃なんて、思春期真っ只中なのに、二人でいることはひどく自然で、とても気楽で、とても安心で。
私たちは恋人でもないくせに、お互いの家に出入りして、よく遊んでいたように思う。
恋はとても自分よがりで、
愛は気づけばそこにあるもの
だから人は、身近にある温かな愛になかなか気づけない。
穏やかな愛よりも
攻撃的な恋に魅力を感じるのは、
きっと人間の愚かな性というものなんだろう。
私には……かつて最高の男友達がいた。
彼と出会ったのは中学一年生の頃。
彼とは偶然にも隣同士の席になり、誕生日も血液型も家族構成も全く同じで、とても会話が盛り上がって。
アッという間に仲良しになってしまった。
中学、高校の頃なんて、思春期真っ只中なのに、二人でいることはひどく自然で、とても気楽で、とても安心で。
私たちは恋人でもないくせに、お互いの家に出入りして、よく遊んでいたように思う。
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