スイートスキャンダル
「じゃあ、撮るわよ。あっ、もう少しくっ付いて」
女性の指示通り、柊君はあたしの肩を引き寄せた。
「ちょっ……!」
さすがにそこまでする必要は無いと訴えようとしたけど、それよりも早くシャッター音が鳴った。
「あら、ちょっとブレたみたい。もう一回撮るわね」
女性の言葉に頷いた柊君が、あたしの肩を益々強く抱き寄せる。
「何してっ……!」
「遥さん、笑って下さい」
「そう言うなら、手を離して」
「それは無理です」
「どうしてよ……」
「さぁ、どうしてでしょう?」
スマホのレンズを見ながら囁き合うように話していると、何度か続けてシャッター音が鳴った。
女性の指示通り、柊君はあたしの肩を引き寄せた。
「ちょっ……!」
さすがにそこまでする必要は無いと訴えようとしたけど、それよりも早くシャッター音が鳴った。
「あら、ちょっとブレたみたい。もう一回撮るわね」
女性の言葉に頷いた柊君が、あたしの肩を益々強く抱き寄せる。
「何してっ……!」
「遥さん、笑って下さい」
「そう言うなら、手を離して」
「それは無理です」
「どうしてよ……」
「さぁ、どうしてでしょう?」
スマホのレンズを見ながら囁き合うように話していると、何度か続けてシャッター音が鳴った。