スイートスキャンダル
★干物女を卒業出来そうです。
―――――――…
翌週の土曜日、『遥さんの家に行きたい』と言った柊君の押しに負けて自宅に来て貰う事になり、最寄り駅まで彼を迎えに行った。
「どうぞ……」
「お邪魔します」
スリッパを出して中に促しながら、必死に緊張を隠す。
有紀の言う通り柊君が特効薬になったのか、仕事がまた捗るようになって、そのお陰で今日と明日は休める事になったけど…
話の流れで彼にその事を告げると、今夜は一緒に過ごす事をほのめかされてしまった。
「そういえば、荷物は片付いた?」
「仕事が忙しくて、まだ段ボールだらけですよ」
気持ちを落ち着かせようと他愛のない話を振ると、柊君がため息混じりに微苦笑を零した。
翌週の土曜日、『遥さんの家に行きたい』と言った柊君の押しに負けて自宅に来て貰う事になり、最寄り駅まで彼を迎えに行った。
「どうぞ……」
「お邪魔します」
スリッパを出して中に促しながら、必死に緊張を隠す。
有紀の言う通り柊君が特効薬になったのか、仕事がまた捗るようになって、そのお陰で今日と明日は休める事になったけど…
話の流れで彼にその事を告げると、今夜は一緒に過ごす事をほのめかされてしまった。
「そういえば、荷物は片付いた?」
「仕事が忙しくて、まだ段ボールだらけですよ」
気持ちを落ち着かせようと他愛のない話を振ると、柊君がため息混じりに微苦笑を零した。