スイートスキャンダル
「そろそろ時間かな」
壁掛け時計を確認した柊君に釣られて顔を上げると、唇に優しいキスが降って来た。
「今更だけど……」
「え?」
「今よりももっと、幸せにするから」
真剣な表情で紡がれた誓いの言葉に、柔らかな笑みが零れる。
「だから……俺がおじいちゃんになっても、俺の傍にいて」
「その時は、あたしもおばあちゃんなのよ?しかも四つも年上なんだから、縁側から一歩も動かないかも」
「うん。いいね、そういうの。きっと温かい時間が流れてるよ」
そんな時間を想像するだけで、心がポカポカと温かくなって…
優しく微笑む柊君と描く未来に幸せを感じながら、これからもずっと彼と一緒にいたいと思った――…。
壁掛け時計を確認した柊君に釣られて顔を上げると、唇に優しいキスが降って来た。
「今更だけど……」
「え?」
「今よりももっと、幸せにするから」
真剣な表情で紡がれた誓いの言葉に、柔らかな笑みが零れる。
「だから……俺がおじいちゃんになっても、俺の傍にいて」
「その時は、あたしもおばあちゃんなのよ?しかも四つも年上なんだから、縁側から一歩も動かないかも」
「うん。いいね、そういうの。きっと温かい時間が流れてるよ」
そんな時間を想像するだけで、心がポカポカと温かくなって…
優しく微笑む柊君と描く未来に幸せを感じながら、これからもずっと彼と一緒にいたいと思った――…。