スイートスキャンダル
★干物女の夏休み開始です。
「え……?」
電話口から聞こえて来た言葉に目を小さく見開いて、一呼吸置いてから口を開く。
「……ごめん、もう一回言ってくれる?」
雑踏のせいで、聞き間違えたのかと思った。
だけど…
「ごめーん!行けなくなっちゃった!」
15年来の親友の坂巻有紀(サカマキユキ)は、さっきと同じようにあっけらかんと言い放った。
「……って言ったんだけど、一応悪いとは思ってるわよ?でも、お義母さんが急に『来る』って言い出したんだもん。そりゃあ、あたしだって温泉でのんびりしたかったけど、嫁は姑の存在を無視して遊びには行けないのよ」
深いため息をついた彼女に、絶句してしまった。
電話口から聞こえて来た言葉に目を小さく見開いて、一呼吸置いてから口を開く。
「……ごめん、もう一回言ってくれる?」
雑踏のせいで、聞き間違えたのかと思った。
だけど…
「ごめーん!行けなくなっちゃった!」
15年来の親友の坂巻有紀(サカマキユキ)は、さっきと同じようにあっけらかんと言い放った。
「……って言ったんだけど、一応悪いとは思ってるわよ?でも、お義母さんが急に『来る』って言い出したんだもん。そりゃあ、あたしだって温泉でのんびりしたかったけど、嫁は姑の存在を無視して遊びには行けないのよ」
深いため息をついた彼女に、絶句してしまった。