スイートスキャンダル
「何言ってるのよ!昨日はここを譲って貰ったんだから、今日はあたしが大浴場に行くべきじゃない!」
「いや、俺は別にここじゃなくてもいいんで……。でも、遥さんはこっちの方がいいでしょう?」
「確かに、ここのお風呂はすごく魅力的よ。でも、宿泊代は同じだけ払ってるんだから、柊君にだってここの露天風呂を満喫する権利はあるのよ?」
「そんな事、気にしてませんよ」
どちらも全く引かないから、いつまで経っても埒(ラチ)が明かない。
「とにかくっ……!こっちは昨日満喫させて貰ったから、あたしは今日は大浴場を満喫したいの!」
それでもこれだけは引き下がれなくて、眉を下げながら笑っている柊君に食い下がった。
「いや、俺は別にここじゃなくてもいいんで……。でも、遥さんはこっちの方がいいでしょう?」
「確かに、ここのお風呂はすごく魅力的よ。でも、宿泊代は同じだけ払ってるんだから、柊君にだってここの露天風呂を満喫する権利はあるのよ?」
「そんな事、気にしてませんよ」
どちらも全く引かないから、いつまで経っても埒(ラチ)が明かない。
「とにかくっ……!こっちは昨日満喫させて貰ったから、あたしは今日は大浴場を満喫したいの!」
それでもこれだけは引き下がれなくて、眉を下げながら笑っている柊君に食い下がった。