クローバー
クラス一の男女

嫌われもの-愛佳side-

高校生活が始まった。私は空を見上げた。いつもと変わらない空……。この空は何人の人を包んでいるんだろう!?不思議と思う。その中には私やお父さんお母さんがいる。この空があるから私たちは生きているのかな？
そして、この空があるからこの植物や動物が生きているのかな？って何を考えてるんだろう？そんなことは分かりきったことなのに……。
私は自分の足元を見た。そこには珍しいものがあった。
私の大好きな四葉のクローバー。こんな私が『運』と言うものを使っていいのか？イヤッ使っちゃダメなのかも……。こんな私が皆と同じ様な言葉を使っちゃダメなのかもしれない。
そう思い私は学校へと向かった。






学校に着くと人がいっぱいいた。そう……。今日は入学式。お母さんは私に先に行っててと言ったから私は先に来たけど……。来れるかな!?
「愛佳～。ごめんね。待たせちゃって。」
お母さんは走ってきた。そんなに急がなくてもまだ時間はあるのにー。
「どこのクラスか見て来なさいよ!!」
「うん……。」



私は歩いてクラスが書いてある紙を受け取りに行った。受け取りに行く際誰かとぶつかった。

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表紙・目次

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