クローバー
そう思いながら席についた。
どうして皆、私のことを嫌がるのかな?



それに三上さんは、私のことをビビってる訳では、ないと思うけどな。
園上君のことが好きなのかな?



でも、幼馴染みって感じだしね。
園上君は三上さんのことをどう想っているのかな?
ってそんなこと私には関係ないかぁ。



「どした、佐野?」
園上君が私の顔を覗きこんだ。
「ううん。何でもないよ。」
「そっかぁ。」





園上君とはなんか話しやすいって言うか、多分。園上君がこんな私と無理して話してくれてるのかもしれない。そんな気がした。




「佐野って中学の時、どんな感じだったの?」
園上君が聞いた来た。
「俺も聞きたいなぁ〜。」
曽根くんが言った。
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