クローバー
こうやって人と言葉のキャッチボールしたの初めて……。何故か私はボーッとしてしまった。その時お母さんが来た。
「何やってるの!?ボーッとしちゃって。なんかあった?」
「初めて言葉のキャッチボールしたよ!!」
「そう……。よかったわね。あッ。クラス何組?」
「4組!!」
お母さんも嬉しそうに喜んでくれた。そして友達が出来たような気がした。







入学式が無事終わり教室へ向かった。さっきの子何組なんだろう?何組だか聞いとけば良かったなぁ〜。
私が4組の教室に入ろうとしたら騒がしかったクラスが一気に静かになった。なんで私の何が可笑しいの?その時また誰かに押された。
「おッ。佐野じゃん!!同じクラスだったのか……。良かったなッ。あいか。」
……あいか?私じゃないよね?園上君が見てる方向を見るとさっきの女の子だった。
「その名前で呼ばないでって言ったじゃん!!」
「いいじゃん!ウチのクラスに2人も『あいか』がいるなんてさ」
「だからイヤッて言ったのに……。」
もう1人の『あいか』ちゃんは何かイヤがっていた。私と同じ名前がイヤなのかな?
「あぁ〜。佐野。コイツは三上哀歌だから。字は違うよ!!多分……。」
「何処まで一緒なんだわボケッ。」
「相変わらずうるさいな!!」






「佐野。俺と仲良くしろよ!!。」
「はい。お願いします。」
楽しい高校生活が始まります。

< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop