クローバー

嫌われもの-大地side-

これから高校に進学……。ってこの学校に行きたくて入ったわけじゃねぇ～。俺バカだからこの学校しかねぇって先公に言われたんだよ!!皆と離れ離れになっちまうし……。俺って『運』わりぃ～。どーしてこうなるんだよ!!まず始めになんで高校って言うもんがあるんだよ!!んなのなかったら、俺は自由だったのに～。チクショー。泣きテー。俺、留年ってのに引っかかるなッ。絶対な！





俺は高校で気になる子がいた。名前は佐野愛佳。何で気になるかってのは俺のダチで佐野と同じ中学のヤツがいる。そいつの話によると佐野は嫌われていて誰も友達になってくれない。俺そんなヤツほっとけない……。って俺の本性見せてどうすんだ～。まぁ。ダチはいっぱい、いなきゃいけないと思うし……。



なんで佐野は嫌われてんだ？アイツ顔も性格もいいと思うんだけどな～。って俺恥ずかしい……。俺ってこんなんだったっけ？まぁ髪の毛長いからお化けみたいに恐いのはわかるけどなぁ～。





「……ち。大地!大地!何やってるの？」
「はッ!?」
「こんなとこで寝てないでよ。お母さんが恥掻くわ!!」
俺いつの間にか寝てたのか……。昨日も遅くまでテレビ見てたし。ってかもう学校に来てたんだな！
「皆の所に行かなくていいの？」
「ん？今から行く！」
「じゃあお母さんは此処で待ってるわ……。」
俺は皆の所へ向かった。