君の空


次の日は日曜日で
学校は休みだけど昨日の
ことが気になり公園に
行くことにした。

でも、公園に彼の姿は
なかった。

諦めて帰ろうと振り返ったとき
「佐藤さん?」

私の名前を呼ぶ彼の
姿があり、いつもと違い
私服だったからか、いつも
以上にドキドキした。

「中谷くん。」

彼は微笑むと私のまえに
立ち手を握った。

「空、見にいこ?」

私は縦に首を振ると
握られた手を握り返した。

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