君の空


すると彼は私を見て

「でも…」

と言った。
私は微笑み手を振って
マンションへと走った。

泣きたかった。
でも、泣いちゃいけない
ような気がして泣かなかった。
マンションに着くと
ベッドに入り目を閉じた。
すると、目から涙が
溢れだした。
何の涙かはわからない。
でも、ただただ泣いた。
泣いて泣いて泣き叫んだ。

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