君の空


「佐藤さん?」

半信半疑で私の名前を呼ぶ
彼はなぜか少しかっこ良く
見えた。

「うん。こんなところで
何してるの?」

そう聞くと彼は少し微笑み
答えた。

「空が、好きなんだ。」

そう答える彼にドキッとする。
私も好きな空。
2人で一緒に見つめる。

「…ぢゃあ、また明日ね。」

照れくさくなり彼に
そう言って手をふると彼は

「うんっ。また明日。」

そう言って手を振った。
彼と少し話せただけで
嬉しくなってしまう私がいた。
< 6 / 21 >

この作品をシェア

pagetop