君の空
「佐藤さん?」
半信半疑で私の名前を呼ぶ
彼はなぜか少しかっこ良く
見えた。
「うん。こんなところで
何してるの?」
そう聞くと彼は少し微笑み
答えた。
「空が、好きなんだ。」
そう答える彼にドキッとする。
私も好きな空。
2人で一緒に見つめる。
「…ぢゃあ、また明日ね。」
照れくさくなり彼に
そう言って手をふると彼は
「うんっ。また明日。」
そう言って手を振った。
彼と少し話せただけで
嬉しくなってしまう私がいた。