可愛い男子と恋愛
伝わる想い
「飯田さん、今日暇?」
「えぇと、ごめんね。今日はダメなんだ」
はぁ~…
立木くんの誘いを断って、私は優実の元に戻った
「菜子も大変ね」
「んー…」
先にお弁当を食べていた優実が、戻ってきた私にお茶パックを手渡しながら言った
私はそれを受け取ると、優実の向かい側に座った
「疲れてきたかも…」
はっきし言っちゃうと、結構迷惑なんだよね…
「菜子のこと好きなんだよ、きっと」
「……」
私に好意を持ってくれるのは嬉しいんだけど、さっきみたいに毎日誘ってくるのはやめてほしい
だって、立木くんがあぁやって来るから、大空と話す機会が減ってくんだもん
「大空ー…」
「日向なら玲汰とどっか行ったけど?」
「違うー…大空ともっと話したいのー」
立木くんのせいで前より話せてないんだもん…