可愛い男子と恋愛
――――――……
次の日
「飯田さん、ちょっといい?」
お昼休み、優実と話していた私を立木くんが呼んだ
また…
私は仕方なく席を立った
きっと今日も遊びの誘いだ
「菜子、ちゃんと言いなよ?日向が好きだからって」
「うん、分かってる」
これ以上こうやって誘われるのも迷惑だし
立木くんについて行って着いたのは階段下
なんで話すだけなのに、わざわざこんな所に連れてくるの?
そう思いながら、私は立木くんの話を聞いた
「今日も遊べないの?」
「うん、ごめんね…あの!立木くん!」
「なに?」
立木くんが首を傾げて私を見た
「あの、ね…もう、こういうのやめてほしいのっ…」
「え?」
立木くんは驚いたように目を見開く
私は話を続けた
「その…私、大空が好きなの!!」
言った…
優実、言えたよ!!
「…今の、マジか?」
……え?
そう言ったのは、目の前にいる立木くんじゃなくて
「そ、大空っ…!?」
丁度階段を下りてきたのであろう大空と玲汰くんがいた