可愛い男子と恋愛
な、なんで大空が…!?
うそ…
もしかして、聞かれた…?
「なぁ、今のって…」
大空が一段ずつ階段を下りてくる
「菜子……って、おい!!菜子!!」
私は何がなんだか分からなくなって
頭が真っ白になって
気づいたら、逃げるように走っていた
着いたのは教室で
「あ、菜子おかえり…うぐっ!?」
優実に勢いよく抱きついた
「ちょ、菜子?どうしたの?」
「うぅー…」
大空に聞かれたという恥ずかしさと、フラレたらどうしようかという不安で涙が出てきた
しばらくして、教室のドアがバンっと開くと、必死な顔をした大空が入ってきた